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『NISA損切り』── 最近、こんな言葉をSNSで見かけることが増えました。
激しく変動する相場に、せっかく始めた新NISAで早くも心が折れそうになった方もいるかもしれません。
実際に、株価の下落に耐えきれず、損切りを選んだ方も少なくないと聞きます。
長期投資が大事だと頭では分かっていても、いざ自分の資産が減っていくのを目の当たりにすると、『やっぱり無理だ…』と感じてしまう気持ちは痛いほどよく分かります。
私も例に漏れず、激動のトランプ相場の波に巻き込まれました。
世間では『NISA損切り』というワードが飛び交う中、果たして私はどうしたのか?
結論からお伝えすると、私は損切りしませんでした。
それどころか、株価が下がったタイミングで、さらに投資額を増やしたのです。
今回は、そんな激動のトランプ相場を経て、私のNISAがどうなったのか、リアルな評価額を包み隠さず公開したいと思います。
ぜひ、みなさんの今後の投資戦略の参考にして頂ければと思います。
私の現在のNISA評価額を大公開!

2025年5月21日時点の運用結果
- 評価額 3,122,900円
- 投資額 2,181,810円
- 評価損益 941,090円(+43.13%)
私のNISA口座の評価額はこちらです。
激動のトランプ相場を乗り越え、2025年5月21日現在、私のNISAはここまで回復してきました。
いかがでしょうか?トランプ相場の荒波にもまれながらも、現在の評価益はなんと43%超えです。
しかし、ここに至るまでには、決して平坦ではない道のりがありました。
激動のトランプ相場、私の投資戦略と冷静な判断の裏側

私は過去にも似たような経験をしています。NISAを始めて間もない頃に起きた「コロナショック」です。
あの時も株価は大きく下落しましたが、「一時的にマイナスになっても、持ち続けていればいずれプラスになる」と、事前に学習していたため、幸いにも狼狽売りすることなく投資を続けることができました。
その後、株価はV字回復し、右肩上がりで上昇。
この経験を通じて、暴落時も積み立て投資を継続することの重要性を肌で感じました。

そして2024年、新NISAが始まったタイミングで、私は毎月の投資額を5万円に増やしました。
相場が好調だったこともあり、2025年1月には含み益がなんと120万円に!
「これからもこの調子で増えていくんだろうな」と期待していた矢先に、今度は「トランプショック」が起こりました。
前回のコロナショックの経験を踏まえて、どれだけ下落しても売却しないと心に決めていました。
しかし、1月時点で120万円あった含み益が、4月には約半分の66万円まで減ってしまった時、「含み損になったわけではないのに、なぜかすごく損した気分になる…」という不思議な感情に襲われました。
でも、下落は安く買えるチャンスでもあります。
前回のコロナショックの時に買い増しができなかった後悔があったため、「もし次に暴落が来たら絶対に買い増ししよう」と決めていたのです。
そこで私は、S&P500を毎日1,500円ずつ追加で購入することにしました。(その他、優待目的で欲しかった銘柄も下がったタイミングで少し購入しました)

経済アナリストの森永康平さんが「下落を全部教授する積立」として毎日積立を推奨されていたので、毎日積立をする事にしました。
その後、株価は再び上昇に転じ、私の含み益も現在の94万円まで戻ってきました。
過ぎてみれば、下落相場は比較的短期間だったので、このタイミングで買い増しできて良かったと思います。
暴落相場から学ぶ、NISAを乗りこなすヒント



暴落しても損してないんだから全然良いじゃん
と思われるかもしれませんが、実際は含み益が半分になると、めちゃくちゃ損した気持ちになるんです。
これは、「人間は、利益を得る喜びよりも、損失を被る苦痛の方が大きく感じる」というプロスペクト理論が働くからだそうです。
私も今回、含み益が減ることで、あたかも損失を被ったかのような気分になりました。
しかし、このプロスペクト理論のような心理が働くという事実を知っていれば、「実際には損していないのだから大丈夫」と、自分に言い聞かせることができます。
「一時的にマイナスになることがあっても、持ち続けていればプラスになる」という過去の経験と、「プロスペクト理論」のような投資心理を知っておくことは、長期投資で必ず訪れる暴落を乗り越える上で、強力な手助けになります。
暴落時に狼狽売りしてしまわないように、自分の感情を上手にコントロールしていくことこそが、NISA成功の鍵だと改めて感じました。
まとめ:感情と知識を味方につけ、新NISAで資産を育てよう!
今回のトランプ相場での新NISA運用を通して、私が改めて痛感したのは、「投資は感情との戦いである」ということ、そして「正しい知識がその戦いを乗り越える武器になる」ということです。
含み益が大きく減った時は、たとえプラスであっても「損した」と感じるプロスペクト理論の罠。
これは誰もが陥る可能性のある心理です。
しかし、その心理を知っているか知らないかで、パニックに陥り損切りしてしまうか、あるいは冷静に追加投資できるかに大きな差が生まれます。
「一時的な下落は買い増しのチャンス」という言葉は、机上の空論ではありません。
私自身、コロナショックでの経験と、今回のトランプ相場での実践を通じて、その有効性を身をもって体験する事ができました。
もちろん、未来は誰にも予測できませんが、長期的な視点と、市場の変動を乗り越えるための心の準備は、着実に資産を築く上で必要不可欠です。
新NISAの非課税という大きなメリットを最大限に活かすためにも、目先の値動きに一喜一憂せず、感情をコントロールしながら、「暴落はチャンス」と捉えられるような知識と心構えを身につけていきましょう。
このブログが、皆さんの新NISA運用の一助となれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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